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東所沢にKADOKAWA進出(旧所沢浄化センター跡地)

1 旧所沢浄化センター跡地売却の優先交渉権社は(株)KADOKAWAに

 所沢市は平成26年6月2日、平成24年に廃止となった旧所沢浄化センター跡地(東所沢和田3丁目)の売却に関し、株式会社KADOKAWAを優先交渉権者として選定し、5月30日に基本協定書を締結したと発表しました。

 新たに建築される建物の用途は、工場、倉庫、および公共貢献施設(美術館、図書館、集会所、企業内保育所)。 既存施設の除却費用も含めた買受希望価格は33億円であり、平成26年9月定例会に売却議案を提出するとこのこと。

旧所沢浄化センター跡地(下水道処理場跡地)の売却に係る基本協定書の締結(所沢市2014-06-02)

2 今後の予定は?

 今後の予定は以下のとおり。
平成26年10月 定例会議決後土地の引き渡し、既存施設の除却開始。
平成27年10月 新施設の工事着手
平成28年7月 新施設竣工
平成28年8月 順次稼働開始

3 所沢へのメリットは?

● 今回の決定により所沢へのメリットは大きく4つあるのではないでしょうか。

(1) 既存工場(三芳町)からの530人の異動に加え新規雇用計画370人、計900名規模の市内雇用創出効果

(2) 工場通勤者への物販や、工場での委託契約の市内事業者の受注による地域経済の波及効果

(3) これら新たな産業集積従事者による市内居住者の増

(4) 市への財政効果として、継続的な法人市民税、事業所税および固定資産税の収入増および当初発生する土地の売却益

● 6月1日に公表された平成25年版所沢市統計書によれば、市内の工業従事者数はここ20年で半減しており、平成24年12月31日現在で7,961人となっています。さらに製品出荷額にいたってはこの20年で6割以上減少し14億円余にまで落ち込んでいます。この状況下での今回の900名規模の誘致成功は、先日西武ホールディングスが所沢駅東口に日本光電を誘致したことに続く快挙です。

● ここ数年の市内の開発は、マンションや戸建てといった住居系施設が目立ちましたが、人口減少社会において、都市間競争を勝ち抜き所沢を消滅させないためには、まず将来性のある事業所および産業を戦略的に集積させる施策を、今後もさらに官民挙げて進めていくことがとても大事になってくるのでないでしょうか。
今回の土地の売却益は、そのような施策への再投資に利用し、良いドミノ効果が継続すれば楽しいですね。

4 隣接する東川空間への配慮も

● 公表された立地のゾーニング図によれば、東側に隣接する東所沢公園との連続性や南側住宅地への配慮は強く感じますが、北側に隣接する東川も市中心地から連続する所沢の基幹的な緑のネットワークです。

 提案にある桜並木の植樹に留まらず、さらに東川流域全体の魅力を高めることができるような植栽を期待してしまいます。

所沢の開発計計画まとめ(年度別)

所沢:ところメモ miyamaezaka.jp