西武鉄道、西武秩父に駅直結の日帰り温泉、2017年春完成予定

1 西武秩父駅直結の温泉施設計画

 西武鉄道株式会社は平成27年7月8日、西武父駅構内の秩父仲見世通り(秩父市野坂町1-16-15)を再整備し、平成29年(2017年)春に複合型温泉施設をオープンさせると発表しました。

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 施設の規模などは以下のとおり。

•敷地面積 約6,363㎡ (延床面積 約3,983㎡)
•主用途内訳:温泉エリア約2,170㎡、飲食・イベントエリア約736㎡、物販エリア約466㎡、他
•総事業費 24.5億円
•温泉概要(露天) 源泉かけ流し湯、岩風呂、寝ころび湯
•温泉概要(内湯) 高濃度炭酸泉、シルク湯、ジェットバス、サウナ
•温泉概要(その他) 岩盤浴、休憩スペース、プレミアム休憩スペース(仮称)、飲食施設、整体、ロッカー
•飲食・イベントエリア概要 フードコート・飲食店舗、イベントスペース
•物販エリアの概要  物販店舗

2 秩父観光の〆は温泉

 観光地の駅型温泉施設といえば、ミシュランにも登録された高尾山の最寄「高尾山口駅」で、京王電鉄がこの秋(2015年秋)にオープンさせる予定の温泉施設が思いあたります。

 駅前温泉の整備は、観光客とっては、ハイキングや登山などで一汗かいた後に、駅直結の温泉で疲れをとって帰ることができるため、一粒で二度おいしい旅先となり、また、西武鉄道にとっても、廃線騒動もあった西武秩父線の旅客数の増および旅客単価アップを見込めます。

 西武秩父駅の2014年度1日平均乗降客数は、6,944人と10年前の八割程度に落ち込んでいます。

 箱根や日光といった観光地と比較した場合、秩父がちょっと残念な理由の一つは温泉ですので、新たな掘削であるせよ、今回の計画で、地域のブラッシュアップを図ることは、なかなかの妙策といえるのではないでしょうか。

 あとは、夜景がきれいなミューズパークあたりにビアガーデンなどができれば、観光→温泉→ビアガーデン→帰り、といった紳士淑女向けのゴールデンルートが完成しますが、いかがでしょうね。

3 最近、西武鉄道沿線が活性化している

 秩父は所沢からだと、レッドアローで1時間程の程よい距離です。気軽に旅気分を味わえ、温泉も楽しむことができるようになるとは、嬉しいことです。

 先週発表があった飯能のムーミン施設といい、沿線の楽しみが増える計画が次々発表され、所沢市民としては楽しみですね。

所沢の再開発計画まとめ(年度別)

所沢:ところメモ miyamaezaka.jp