所沢駅東口再開発:駅ビル2020年竣工を目指す計画を決定(西武ホールディングス)

1 「所沢駅東口駅ビルの計画基本方針」が発表されました。

■ 株式会社西武ホールディングスは、平成26年7月31日、「所沢エリア開発全体の基本方針」および「所沢駅東口駅ビルの計画基本方針」の決定について発表しました。

 東口駅ビル構想については、先の所沢市議会定例会に上程された市道の廃止議案の審議の過程で、明らかになっていたところですが、議決を受けて正式発表されたものと思われます。
 →7月17日付記事はこちら

 この発表で以下の三点が新たに明らかになりました。

2 計画の概要は?

(1) 所沢駅東口駅ビル(所沢市くすのき台1)計画は、平成32年(2020年)の春までに敷地面積13,000平米を竣工

 今回発表の計画図中、赤色で示された部分が該当範囲にあたります。これによれば、現在平屋建で本屋や喫茶店、コンビニ等が営業する部分についても計画の範囲内となっており、かなり大規模な施設となります。

 また、平成32年(2020年)春と竣工予定時期が明記されたことから、概ねこれから10年後の完了予定となっている所沢駅西口土地区画整理事業より早い時期に、東口商業施設は完成する見通しとなりました。いまから6年後ですか。あとちょっと早くできないですかね。

(3) 所沢駅西口土地区画整理事業内の商業施設との性格の違いを明確化

 東口は、「コミュニティ型の商業施設を中心とした駅ビルの開発」、西口は、「広域集客型の商業を核とした大規模開発」とのことです。

 東口施設はemioブランド、西口はキーテナントにヨーカードあたりの大型ショッピングモールを誘致するといった感じでしょうかね。

(3) 所沢駅の南側駅上スペースおよび西口駅ビルについて、今後開発を検討

 これは興味深い内容です。計画図中赤破線の部分ですが、利用者の利便性向上と東西新商業施設へのアプローチ改善の観点から開発とあわせて、南側にも改札が設置されれば駅の利便性もさらに向上するのではと思います。

 また、西口の現ステーションビルも検討範囲となっています。必ずしも使い勝手の良いとはいえない建物なので、場合によってはあわせて建て替えもありかもしれませんね。

3 今度は実現まで

 準備が着々と進んでいる様子ですが、どうしもて突然着工が中止された10年前の例が頭を過ります。今後とも着実に計画が進行し、無事竣工することを願わずにいられません。

参考 2014-07-31 西武ホールディングス「所沢エリア開発全体の基本方針」ならびに「所沢駅東口駅ビルの計画基本方針」の決定について

所沢の開発計画まとめ(年度別)

(平成28年2月)事業内容が正式決定しました。

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