所沢市の路線価、リーマンショック後最大の上昇率 、再開発を好感。

 平成29年7月3日(月曜)に関東信越国税局が、埼玉県内の平成29年1月1日時点の路線価を発表しました。

再開発効果で地価上昇

 路線価とは、相続税や贈与税の算定基準とするために、国税局が公示地価の8割程度で算出する主要道路に面する土地の価格をいいます。
 所沢税務署管内の最高値は、例年と同じ日吉町のプロぺ通りで一平米あたり91万円。これは県内に15ある税務署の中で6番目です。
 対前年変動率+3.4%も県内6位です。人口規模が似たお隣の都市、川越市と比較して、3年振りに変動率が上回りました。

埼玉県内税務署管内別路線価順位(平成29年1月1日時点)

 上昇幅3.4%は、平成20年のリーマンショック以降で最大の伸びです。日本光電ビルの竣工や、現在事業中の東口駅ビル再開発、今後事業化される西口再開発などがプラスに作用したと思われます。
 なお、埼玉県内の平均変動率は+0.3%、東京都内の平均上昇率は+3.2%でした。

過去10年の所沢の路線価推移

年/路線価(千円)/対前年変動率/県内順位
29年/910/3.4%/6位
28年/880/2.3%/6位
27年/860/0.0%/6位
26年/860/2.4%/6位
25年/840/0.0%/6位
24年/840/-1.2%/6位
23年/850/-2.3%/6位
22年/870/-14.7%/6位
21年/1,020/-4.7%/6位
20年/1,070/4.4%/5位

所沢の開発計画(まとめ)
関東信越国税局(平成29年分の税務署別最高路線価)