平成29年8月10日(木曜)に、池袋のジュンク堂書店のすぐそばに400坪の文具売り場を持つ丸善がオープンします。
再開発ビルの1階には、本物の電車がディスプレイされるユニークなお店です。
1 広さは日本橋店の1.6倍
丸善ジュンク堂書店は、都内最大級の文具専門店「丸善 池袋店」を現在建設中の池袋の藤久ビル東5号館にオープンすることを発表しました。
地下1階では、150坪の売場に一般文具売場、ペーパーコミュニティ売場、レター・カード売場に加え、和文具やコミック関連の画材商品など38,000品を取り扱います。
2階では、万年筆をはじめとした高級筆記具や革小物、デザイン文具など約26,000品に加え、丸善オリジナル商品を取り扱います。
あわせて1階にはカフェスペース、2階にはブックサロンがオープンします。
丸善の旗艦店である日本橋店の文具コーナーは、再開発オープン後に拡充されましたがそれでも250坪の広さです。
今回オープンする池袋店は400坪の売り場面積となるため、単純に比較すると1.6倍大きい圧倒的な規模の店舗となります。
2 池袋に丸善文具とジュンク堂書店の最強タッグが誕生
丸善といえば、大正時代の小説家、梶井基次郎の作品の舞台となったり、洋食「ハヤシライス」の元祖といわれたり、ハイカラな香りを持つ本・文具の小売店です。
経営悪化から平成20年に大日本印刷の子会社となり、同じく平成21年から子会社になっているジュンク堂書店とは兄弟のような関係です。
このため最強の「書店」であるジュンク堂の近接地に、最大級の「文房具」の売り場面積を持つ丸善が出店するという、相互補完戦略が生まれました。
3 池袋駅東口が文具の街に
池袋駅の東口には、既に大型の文具取扱店である「LOFT」と「東急ハンズ」が立地しています。
都内最大級の「丸善」の出店で、日本屈指の文具店の集積地域が誕生します。
飲食店だけではなく、書店や文房店といった文化系のお店が増えると、まちの魅力に厚みがでます。
ビル1階の西武、京急、東急の電車は、街の新しいスポットになりそうです。
➡ 「ビルに電車を置きたい!」男の夢、池袋で実現(乗りものニュース)
4 所沢駅東口では大型書店がオープン予定
ところで、現在工事が進む所沢駅東口再開発ビルにおいても、3階部分は「駅利用者・周辺生活者向けライフスタイルフロア」という位置づけの中で、大型書店の出店が想定されています。
この春には1期工事が完了しオープンする駅ビルも、どのようなテナントが入居するか楽しみになりますね。
5 丸善池袋店の概要
所在地:東京都豊島区南池袋2丁目25番5号 藤久ビル東5号館
開店予定日:平成29年年8月10日(木曜)
営業時間:10:00~21:00
売場面積:約400坪
アイテム数:約65,000品
➡ 2017年8月10日丸善池袋店がオープン(丸善ジュンク堂書店)